事実関係
出来事の概要
2023年7月4日(火)、
オハイオ州において、
警察による交通違反取り締まり中、
黒人男性ドライバーが長時間のカーチェイスの後、
観念して車を停め、両手を上げて警察に投降した。
しかし、警察犬が投降している黒人男性に噛みついた。
(警察発表)
出来事の詳細
警察の事後報告書によってわかったこと
オハイオ州のハイウェイ・パトロール隊の
交通取締り検査官が、
セミトレーラーを運転していた
ジャダリウス・ローズさん(23歳)を
「車体の左後部の泥よけフラップが欠けていた」
という理由で停止させようとした。
しかしローズさんは
交通取締り検査官の呼びかけを無視し、走行を続けた。
ハイウェイ・パトロール隊から救援を要請されて
駆け付けたサークルビル市警の警察官も停止を呼びかけた。
しかしローズさんは、この呼びかけも無視し、停止しなかった。
ローズさんは国営高速道路35号線を
西に向かって走行し続けた。
その後、国道23号線上で
ローズさんはセミトレーラーを止めた。
パトロール隊と警察から、
何度も車外に出るよう命じられたローズさんは、
しぶしぶ運転席側のドアから車外に出た。
ローズさんは地面に伏せるよう、警察から命じられた。
しかしローズさんは、伏せる要求には応じなかった。
ハイウェイ・パトロールが公開した事件当時の動画からわかること
ローズさんは投降し、
両手を上げて警察官の前に立った。
警察犬を連れたサークルビル市警の警察官が、
ローズさんに
「地面に伏せろ、さもないと警察犬に噛まれるぞ」
と言った。
一方、ハイウェイ・パトロール隊所属の取締り検査官は、
ローズさんに
「私のところに来なさい」
と言った。
ここで、R・スピークマン氏というサークルビル市警の警察官が、
警察犬K9号を出動させた。
「手を上げている相手に犬を放すな!」
スピークマン氏が犬を放す前、
他の警察官や取り締まり検査官が、何度も叫んだ。
警察犬K9号はローズさんに向かって走り、
ローズさんは伏せようと膝をついた。
しかし警察犬K9号はローズさんの腕に噛みつき、
大声で吠えながらローズさんの腕を引っ張った。
「犬を外してください!」とローズさんは何度も叫んだ。
「犬を離せ!」と他の警察官も叫んでいる。
ある警察官は救急箱を持ってくるように要求していた。
ローズさんは最終的に、警察に身柄を拘束された。
関係者の話
ハイウェイ・パトロール隊のライアン・E・パープラ巡査部長による声明
「ハイウェイ・パトロール隊の隊員は
けが人に対し、直ちに応急処置を施し、
救急隊に連絡して対応させました。」
「事件に関与した警察犬は、
オハイオ州のハイウェイ・パトロール隊所属ではなく、
サークルビル市警のものです」
「この事件は現在捜査中であり、
ハイウェイ・パトロール隊としては、
現時点でこれ以上の詳細を説明することができない」
やらかした警察官の処分について
警察犬K9号に対し、
ローズさんを攻撃するように指示した警察官が
何らかの処分を受けるかどうか、
明らかになってはいない。
サークルビル市警のマスコミ対応
『NBCニュース』はサークルビル市警にコメントを求めたが、まだ返答はない。
引用:https://www.yahoo.com/news/not-release-dog-hands-black-184559398.html
ブログ主の雑感
交通違反でそんなことするなよーと思います。
タイヤの泥除けカバーの破損による整備不足・整備違反なんて
緊急性があるわけでもないし。
ナンバーだけ控えて、あとで連絡してペナルティ与えればいいわけだし。
車が凶器だってのはわかりますよ。
でも、ものすごくスピード違反してるとか、
明らかに酩酊してるとか、ヤバい改造車とかでないなら
カーチェイスまでする必要はないように思います。
ただこの違反者の人も停まれよー。
違反の罰則が痛いんだろうけどさ。
逃げ切ってやると思ったんでしょう。
投降した時に伏せなかったのは、
警察を信用してないってことなんでしょうか?
こういう警察や、風潮ならありえます。
伏せた瞬間にボッコボコにされるとか。
でもたぶん警察側にも、
両手を上げてるだけで伏せてない容疑者が
突然襲ってきてひどい目にあった、
って実例が記憶にあるんでしょうね。
お互いに信じられない状態になっちゃってるから
こういうことになるのかもしれません。
あと、管轄の違う警察同士で
微妙に責任を擦り付け合ってる感が
少し面白かった。
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